2026.06.02

新会長インタビュー「温故知新の心で、未来へつなぐ」 風澤 寛修さん(59期)

今年度、れいこう麗澤会の新会長に就任された風澤寛修(ふうさわ ひろのぶ)さん。ご自身も59期の卒業生であり、お父様、そして2人のお子様と、親子三代にわたって麗澤の学び舎で過ごされてこられました。卒業生として、そして保護者としての多様な視点を持つ風澤新会長に、就任にあたっての抱負やこれからのビジョン、母校への想いを伺いました

1,  就任の挨拶と抱負(ビジョン)

―― 新会長に就任された現在のお気持ちをお聞かせください。

非常に大きな「責任」を感じています。長い歴史を持ち、近い将来2万人を超えるであろう卒業生を擁する「れいこう麗澤会」に対し、自分は何ができるのか、そして歴代会長の皆様のように貢献できるのだろうかと考える日々です。その意味では責任と同じくらいの緊張感も抱いております。

私事になりますが、長男(78期)と次男(80期・現6年生)がともに麗寮でお世話になっており、卒業生としてだけでなく保護者としても学校に関わることができていることに感謝しております。今年度で次男が卒業を迎えますが、このたび会長というご縁をいただき、今後も母校と継続して関わる機会をいただけたことを大変ありがたく思っています。

新たな立場で学ぶことも多くありますが、皆様のお力をお借りしながら、卒業生・保護者としてのさまざまな視点を生かし、れいこう麗澤会の発展に貢献できるよう努めてまいります。

―― これから「れいこう麗澤会」をどのような会にしていきたいですか?

【ビジョン】「温故知新」の精神で、過去を敬い、今に向き合い、未来へつなぐ

麗澤中学・高等学校は今年度、過去最多の生徒数になったと伺っております。卒業生として大変うれしく思うとともに、母校をさらに盛り立てていくためには、時代のニーズに応えながらも「麗澤らしさ」を大切にしていくことが重要だと考えています。

私は「温故知新」の精神を大切にしたいと思っています。過去を敬い、今に真摯に向き合い、未来へつなげていく。そのようなれいこう麗澤会を皆様とともにつくっていきたいと考えています。

まずは現状をしっかり把握し、周囲の方々に助けていただきながら、自分なりの考えや方向性を固めていきたいと思います。そして、卒業生同士のつながりを深め、世代を超えた交流を促進しながら、会のさらなる発展につなげていきたいと考えています。

2,  これまでの関わりと学生時代の思い出

―― 59期生とのことですが、学生時代の一番の思い出は何ですか?

「寮生活」と「空手道部」です。

寮生活では、忍耐力や適応力、人との関わり方を学びました。また、空手道部では野中先生、西野先生をはじめとする先生方から厳しくも温かいご指導をいただき、人としての土台を築いていただきました。

高校三年間で得た経験は、社会に出てからも大きな支えとなっています。仕事で困難に直面した際も、「あの頃を思えば頑張れる」と感じることが少なくありません。多くのOB・OGの皆様にも共感していただける思いではないでしょうか。 また、担任としてお世話になった竹政先生から教えていただいた「感謝と希望」の精神は、今も私の心の支えとなっています。

―― 卒業後、これまで母校とはどのように関わってこられましたか?

定期的に開催している59期同窓会や空手道部OB会などを通じて、れいこう麗澤会には長年お世話になってきました。学園の近くに住んでいることもあり、心理的にも物理的にも身近な存在です。毎年「伝統の日」感謝の集いには参加しており、先生方や同級生、先輩後輩との再会を楽しみにしています。

また、息子たちが麗寮でお世話になっていることから、保護者として夕礼に参加したり、体育祭の応援に行ったりと、在学中には想像もしなかった経験もさせていただいています。

実は、私の父(32期)も麗澤高校の卒業生です。親子三代が同じ学び舎で学ぶことができたことは何よりの幸せです。親となった今だからこそ、当時の両親の思いを同じ場所で感じることができることにも感謝しています。

3,  現状の課題と今後の具体的な取り組み

―― 現在の「れいこう麗澤会」が抱えている課題は何ですか?

「卒業生の多様化」に合わせた運営を行っていく必要があると考えています。

・かつて: 全寮制、または寮生が多数を占める時代

・現在: 通学生が多数を占め、さらに中高一貫生や通信課程の卒業生も在籍

寮生活は多くの卒業生にとって貴重な経験ですが、現在の卒業生はさまざまな背景を持っています。そうした多様な背景を持つ卒業生すべてを含めて一つの「れいこう麗澤会」であり、それぞれの良さを尊重しながら融合していくことが、他校にはない麗澤の強みだと思います。

麗澤教育の根幹である寮教育をこの先の将来もずっと大切にしたうえで、時代に即した形で発展し続けられるよう、それぞれの立場に寄り添いながら未来につなげていくお手伝いができればと考えています。

―― 今期、特に力を入れて取り組みたい活動はありますか?

OB・OGの皆様に、より身近に感じていただける会にしていきたいです。 また、必要なときにはスピード感を持って対応できる組織でありたいとも考えています。

卒業生の皆様から寄せられるご意見やご要望を大切にし、それらを会の運営に生かしていきます。ホームページやFacebook、LINEなどを通じて、ぜひお気軽にご意見をお寄せください。叱咤激励も大歓迎です!皆様からの率直な声は、私たちにとって大変貴重な財産であり、大きな励みになります。

4,  会員へのメッセージ

―― 世代間の交流やつながりをどのように活性化させていきたいですか?

幅広い世代の卒業生がいることは、れいこう麗澤会の大きな魅力であり強みです。

期別同窓会や部活動OB・OG会は盛んですが、世代を超えた交流という意味では、まだ可能性があるのではないでしょうか。ホームページなどを通じて、より多くの方々に情報が届く工夫を重ねることで、新たなつながりを生み出していけると思っています。

また、れいこう麗澤会の理事会自体も幅広い世代で構成されています。それぞれの世代の考えや思いを共有しながら、会の発展につなげていきたいと思います。

昨年11月の廣池学園創立90周年大同窓会(麗澤校友会主催)には540名もの卒業生が集いました。今後もこうした機会への参加を広く呼びかけ、多くの方々が交流できる場を増やしていきたいと考えています。

―― 最後に、会員の皆様へ向けてメッセージをお願いします。

昨年、学校法人廣池学園は創立90周年という大きな節目を迎えました。そのような中、今年も各方面から多くの素晴らしい活動報告が寄せられ、会員同士の絆が一層深まっていることを大変うれしく感じております。また、在校生の皆さんがさまざまな分野で活躍されていることに心から敬意を表するとともに、OBの一人として大変誇りに思っています。

麗澤中学・高等学校が今後ますます発展し、多くの立派な卒業生を輩出していくことを願うとともに、れいこう麗澤会のさらなる発展のために尽力してまいります。 皆様の変わらぬご支援、ご協力を賜りますよう、今後ともよろしくお願い申し上げます。

一覧へ戻る