2022.11.17

【開催報告】「カラフル・パワフル・ひろせフル~旧広瀬小学校開放日~」

麗澤大学の在学生による廃校再生イベント「カラフル・パワフル・ひろせフル~旧広瀬小学校開放日~」を11月12日(土)に滋賀県高島市の旧高島市立広瀬小学校で開催しました。

この廃校再生イベントの舞台となったのは1886年に開校した旧広瀬小学校。少子化の影響により2016年に129年の長い歴史の幕を閉じました。5,300名余りの卒業生を送り出した旧広瀬小学校は、在校生や卒業生からはもちろん、地域交流の拠点としても親しまれてきました。現在は、公益財団法人モラロジー道徳教育財団が「淡海湖西生涯学習センター」として運営しています。

この旧広瀬小学校を再び、地域に開かれた交流の場とすることを目指し、12名の大学生がイベントを企画しました。当日は、地元の高校生6名がボランティアとして参加してくれました。

「懐かしさ」と「小学生の時にできなかったこと」をテーマに考案した様々なプログラムを実施した中で、メインとなるのはアートイベント。体育館で真っ白なシーツに色とりどりのペンキで手形をつける「手形アート」や、「キャンドルアート」「フルイドアート」などを実施しました。他にも滋賀県長浜市で毎年開催されるアートの祭典「アートインナガハマ」事務局のご協力により、ライブペインターとして活躍するYUKI氏によるパフォーマンス、高島市在住漫画家 古本 ゆうや氏による本イベントのための特別イラスト描き下ろしが実現。滋賀県を拠点に活躍する音楽ユニット「~Lefa~」(リーファ)による生ライブも開催されました。

また、音楽室を「憩いの場」として開放し、ゆっくりと休憩をしていただきましたが、まるで放課後の教室のように、気軽に話ができる雰囲気を大学生が作り、地域の方々同士で交流できる場を創出しました。また、懐かしの施設から、校長室など普段の小学校では入れない場所を巡るキャンパスツアーも実施しました。

昭和30年代の卒業生の方から近隣の住民およそ140名を始めとして総勢約200名が参加されたイベントは子供さんから親世代、おじいちゃんおばあちゃん世代のみなさんに喜んでいただけました。

学生たちは既に次の企画を構想中です。乞うご期待!

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